ぎっくり腰の治療法 (椎間板性疼痛)


ぎっくり腰の治療法について解説したいと思います。

まずぎっくり腰とは急性腰痛の総称であり。つまり「急に痛くなった腰」を指します。

僕の経験上、椎間板の炎症による痛みがとても多いと思います(椎間板性疼痛)

(ほかにも腰部ヘルニア、筋・筋膜性腰痛症、仙腸関節性疼痛、椎間関節性疼痛などがあります)


その中でもよくある椎間板性疼痛について話したいと思います。

椎間板性疼痛の特徴としては前かがみの時痛みが増します。また、「長時間座っている」や「重いものを持つ」、「中腰での作業」それらの組み合わせをすることによって椎間板圧が高まり、椎間板の炎症が起ます。

痛みの範囲は腰周囲、股関節、おしり、脚などに痛みが出てくるのでどこかはどこかわからない痛みに感じます。

でも椎間板にストレスをかけたり、椎間板を押してみたりすると椎間板が痛いことが多いです。

炎症性が主体の痛みになりますので、炎症を抑えるということが一番の治療法となります。炎症を抑えるのには、消炎鎮痛効果のあるロキソニンの服用。あるいはステロイド入りの注射が一番有効となります。

しかし、当院は接骨院ですので、そういうのができません。

ですので、治療法としては腰にストレスがかからないように、股関節やハムストリングス、腸腰筋の柔軟性を向上させます。また電気治療器をあて炎症を抑えます。必要があればコルセットを巻くことによって、椎間板圧を軽減させます。

炎症は急性が3日間。(一番痛い時期)この時期にロキソニンを服用すると後が楽です。

亜急性が二週間。亜急性の炎症が終わると急に痛みが楽になってきます。(痛いけど動けるようになってくる)痛みが落ち着いたから治ったというわけではありません。

椎間板自体の損傷が回復するのには1.5ヵ月期間が必要です。

損傷が回復すると。日常生活や、スポーツの復帰なども普通に行えます。

椎間板にストレスをかける動作を予防するために、体幹のトレーニングでしたり。ストレッチ、日常生活での体の使いかたを注意することによって、回復が早くなります。

また、10分程のウォーキングは椎間板に程よい刺激が入り、椎間板の損傷を再生させる血管が椎間板に入ります。ウォーキングは回復の重要な治療法となります。

治療のポイントはいかに痛みのなく(ストレスをかけずに)日常生活に戻すというところが。治療の鍵なのではないかなと思います。


まとめ

ぎっくり腰の大半は椎間板の炎症

症状は腰、股関節周辺に痛みが出る。前かがみが痛いことが多い(まれに反って痛い)

治療法は炎症を抑える(薬、電気)、安静、コルセット装着、ストレッチ、体幹トレーニング、10分ほどのウォーキング。

椎間板圧をかける動作をしない

・座りっぱなしをさける

・中腰をしない(膝を曲げて体幹を立てるのはOK)

・重いものを持たない

最終的には1.5ヵ月の修復が必要。


以上、椎間板性疼痛の治療法でした。

椎間板圧をかける動作を避けることは椎間板性疼痛を予防することにもなりますので是非皆さんお気を付けください。

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